2025年、技術面の目標
一年の計は元旦にあり。先週から今年の目標をクドクドと書き連ねています。役立つ医療情報ではありません! のでご注意ください。
今週は医師としての技術面での目標について。
発達
まず、小児科クリニックで必須になりつつ領域である発達(乳幼児期の発達全般、神経発達症)をもっと診られるようになりたいです。とはいえこれは一朝一夕では身につかないので、一生かけて学んでいく姿勢です。
とくに神経発達症は多くの小児科医にとって苦手な領域で、なんとなく大枠はわかっているような気がしているものの、専門的な対応となると、いったい何をどうやって勉強すればいいかすらわからないという先生が多いと思います。大和市は心療内科や児童精神などの受け皿がすでにパンクしており、疑いありと言われてもその先にすすめずにいる方がたくさんいます。(この上5歳児健診が始まってスクリーニングされたら、疑い病名はつくけど精査できずに路頭に迷う人が激増する恐れがあります)
また、重症だったり、基礎疾患があったりする場合、大きくなってからの内科への引継ぎ(移行医療)の問題もありますしね。小児期からの難しい神経発達症がある子を診られる内科も多くはないと思います。最終的にはそのあたりまでしっかり整備していきたいです。
超音波
昨年に引き続きですが、超音波のトレーニングは積んでいきたいです。
愛育こどもクリニックで持ってる超音波は簡易的なものですが、第二の聴診器のように使えるようにしたいです。(経営的に余裕が出てきたらちゃんとしたエコーを買いたい、、、)
人を頼る
これは開業医にとって非常に重要なことでして、なんでも一人でできるスーパーホームドクターなんてのは本当に一握りの天才だけで、一人の医師にできることは限られています。(朝から晩まで診療したうえで、あらゆる領域の知識と技術をアップデートし続けるのは時間的にも能力的にも通常できません。)
昨年までは「なんでも診れる医師を目指す!」「科学的なエビデンスに基づいて診療する!」というモチベーションで頑張ってはいたものの、3年間も診療をすれば自分の凡庸さが見えてきます笑
あんまり背伸びして無理をすれば割を食うのは自分ではなく患者さんです。
なので、二次病院への紹介もそうだし、頼れる仲間をたくさん作ってどんどん相談できる環境を構築していくことが重要だと身に染みています。
ホームドクターはすべてがそこで完結する場所でなく、適切な場所につなげる出発点として使ってもらえたらと思います。
以上が技術面の目標です。
次週は最後に、情報発信面、おもにSNSに関する目標について書いてみたいと思います!