メニュー

愛育こどもクリニックの目指すもの

[2023.08.25]

当院では八月は人事考課の季節です。

 

スタッフ一人一人と面談し、今頑張っているところ、これから力を入れたいところなどを話し合い、「見るたびメラメラと心が燃えるような目標」を模索していきます。

 

日進月歩の医療の中で、現状維持は衰退と同義です。クリニックのスタッフにも、ぜひ能動的な姿勢で医療に臨んでほしいと思い、この面談を行っているわけですが、対話をする中で、むしろこちらが刺激をもらうことが多いです。

自分がいつも口にしているクリニックの理念を再確認し、その意味をかみしめている最近です。

 

この機会に、一度、当院の理念について記してみたいと思います。

当院の理念は主に、「患者と家族のために」「より正しく」「一丸となって」の三本柱で成り立っています。


理念① 患者と家族のために

医療機関たるもの、何をやるにも最終的に患者さん、そしてその家族に還元されなければ意味がありません。我々が行動するときは常に、これは患者さんにどのように役立つのだろうかと自問します。

それは単に患者さんの希望をすべてかなえてあげるということではなく、小児科診療を通して「治療、安息、笑顔、幸福」を提供することを目指すということです。

すなわち、正確に診断し、エビデンスに基づいた標準的な「治療」を行うこと。悩みや不安に応えることで苦痛からホッと解放される「安息」の場所であること。クリニックを出るときには自然と「笑顔」になれるような関わりをすること。受診時だけでなく家に帰ってからの生活が少しでも「幸福」になるように考えること。ここまで見通して初めて「患者さんと家族のため」になると考えます。


理念② より正しく

「エビデンスに基づいた治療」を実践するためには、当然ですがエビデンスを学ぶ必要があります。ホスピタリティを向上させるためには、単に優しいだけでなく、寄り添うための知識と技術を学ぶ必要があります。
現状疑問を感じているところ、興味を持っているところは、思う存分に突き詰めていけるような環境を目指しています。

新たな資格を取得したり、研修会に参加するなどのオフザジョブトレーニングも積極的に支援します。
「経験」や「志」はそれを裏打ちする「知識」や「技術」によって輝くものだと考えます。


理念③ 一丸となって

どんなにやる気があっても、一人でできることは限られています。
一人のスーパードクターに支えられる医療よりも、全員がスクラムを組んで臨む医療の方がたくさんの患者さんを救えると考えます。
時に同じ目標に向かって足並みをそろえ、時に自分の能力を生かした役割をそれぞれが担い一つのことを成す、そんな仲間がいるからこそ、いい仕事ができるのです。「麦わらの一味」的な世界観ですね。


以上の三本柱により、愛育こどもクリニックは成り立っています。
悩んだり迷ったりしたとき、この三本柱が指針となります。

 

ちなみに裏話ですが、当院の理念の骨格は「東京ディズニーリゾート」でおなじみのオリエンタルランドを参考にしています。ジャンルは違えど、ディズニーランドでの感動や満足感のようなものが、当院でも出せたらいいなあと思っています。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME