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花粉症なら受診しよう!前編

[2023.03.03]

花粉症が猛威をふるっています。
愛育こどもクリニックでは、発熱外来を花粉症外来にしてもいいんじゃないかと思うくらい、連日花粉症に悩むこどもたちでにぎわっています。

 

今年は花粉の飛散量が多く、昨年の1.5倍くらいになる見込みだそうです。ここ数日は暖かかったり、風が強かったりで、花粉量の立ち上がりがとても急峻になっているため、一層症状を感じやすいのかもしれません。

日本の花粉症患者は年々増えていて、2019年の時点では、10~60歳の2人に1人、5~10歳の3人に1人、0~4歳の20人に1人くらいの割合と言われています。

 

日本人の血液型は40%がA型と言われていますので、10歳以上の花粉症患者はA型の人より多いということになります。A型の人を探すよりも花粉症の人を探す方が簡単と思うと、花粉症の多さが実感できます。

 

我が家も例にもれず花粉症率が高く、こどもたちが鼻をかんだティッシュがそこら中にちらばっているシマツです。僕自身もついに今年花粉症デビューしまして、くしゃみと目のかゆみに苦しんでいます。

 

花粉症なら受診しよう!

さて花粉症には、たくさんの有効な治療薬があります。

風邪の時は「風邪を治す薬はないんですよねー」とか「重症化予防したり治癒を早める効果はないし、劇的に楽になるわけでもないんだけど、何か出しますか、、?」とか歯切れの悪いことを言いがちな僕ですが、花粉症の場合はバッチリ効果のある薬がいろいろありますので、つらい症状のある方はぜひ受診することをおすすめします。

何科を受診するか悩む方もおられるかと思いますが、軽症~中等症であれば、小児科、内科、耳鼻科、眼科などどこでも大丈夫だと思います。(愛育の場合は何でも診ますがステロイド点眼が必要と思われる重い目の症状がある方は眼科受診をご案内してます。)

 

花粉症治療は、薬剤以外の治療戦略や薬が効かない場合の次の一手など、作戦を立てながら治療にあたることが重要なので、いろいろ相談しやすい信頼のおけるクリニックを受診するのが良いと思います。あっちこっち受診するのはあまりおススメしません。

 

後半の記事で、花粉症治療についても書いてみたいと思います。

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